ブランド品の真贋|買取店が見るところと外部鑑定の使い方

ブランド品を扱うと必ず向き合うのが真贋です。間違えたときの損失が大きく、しかも「絶対」がない領域でもあります。
この記事では、店として真贋にどう向き合うか、判断の仕組み化という観点で整理します。
※真贋の最終判断は、ブランド各社および専門の鑑定機関の領域です。本記事は買取店の運用について述べるもので、真贋の判定方法を保証するものではありません。

店で見る基本の観点
- 縫製 — ステッチの間隔・角の処理・糸の色
- 金具 — 重さ・メッキの質・刻印の深さと字形
- 刻印・シリアル — 位置・書体・年式との整合
- 素材 — 革の質感・匂い・裏地の生地
- 付属品 — 箱・保存袋・ギャランティカード(付属品だけでは判断材料になりません)
大事なのは、ひとつの要素で決めないことです。近年は精巧なものが増えており、単一の観点では判断できません。
「分からない」を認める基準を先に決める
現場でいちばん危ないのは、自信がないのに買ってしまうことです。次のような基準を店として先に決めておきます。
- この金額を超えたらその場で決めない
- このブランド・この型は担当者を限定する
- 迷ったら外部鑑定に出す(お客様には預かりの説明をする)
- 断るときの伝え方を決めておく(「偽物です」とは言わず、「当店では扱えません」と伝える)
最後の点は特に重要です。真贋の断定は店の役割ではありませんし、トラブルの原因になります。
外部鑑定サービスの使いどころ
高単価品を扱うなら、外部の鑑定サービスを組み合わせるのが現実的です。使うのは次のようなときです。
- 金額が大きく、間違えたときの損失が許容できない
- 取り扱いの経験が少ないブランド・型
- 販売先(モール・業者市場)が鑑定書を求める
費用と日数がかかるので、「いくら以上なら出す」の線引きを決めておくと運用が安定します。
記録が身を守る
真贋のトラブルは、あとから「どんな状態のものを、誰から、いくらで買ったか」を示せるかで結果が変わります。
- 買取時の写真(全体・刻印・金具・付属品)
- お客様の本人確認の記録
- 査定した担当者と、判断した理由
- 外部鑑定に出したなら、その結果
これは古物台帳の「特徴」の記録とも重なります。詳しくは「トレカ・ブランド品など高単価商材の買取店の在庫・台帳管理」をご覧ください。
S-Buddyなら、1点ごとに証跡が残ります
S-Buddy(エスバディ) は、買取した1点ごとに写真・特徴・担当者・仕入れ値を記録します。
- 買取時の写真と特徴を1点に紐づけて保存
- 免許証OCRで本人確認の記録もその場で
- 同じ型番でも状態が違えば別物として管理
- 記録はそのまま古物台帳になり、警察提出用CSVも出せます
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まとめ
- 真贋はひとつの要素で決めない。付属品だけでは判断材料にならない
- 「この金額を超えたらその場で決めない」など、保留の基準を先に決める
- 断るときは「当店では扱えません」。真贋の断定はしない
- 写真・本人確認・担当者の記録が、あとから店を守る



